第113章 引退
『ってわけで、あたし達3年は引退しまーす!』
「新主将はお前らで話し合って決めてくれ
強制はしない」
「マネージャーも今まで通り頑張ってね!」
『ちなみに監督のあたしも引退するんで、真田コーチが監督へレベルアップします』
「#NAME2#!それ進化だな!」
『そう!メガ進化!』
「頼むから今くらいは大人しくしているのだよ!」
2学期開始の始業式のみの日、ピアスをつけていたことは全くスルーされて(恐らく髪が長いから気付かれないのだろう)とりあえず大丈夫だった
その日の午後にあたし達3年は引退のためにバスケ部は体育館に集まったが、テンションがおかしい
「4連覇頑張ってね~」
「紫原くん、プレッシャーになるのでやめましょう」
『まあ、全国は出場しないとダメかなー。フフフ』
「#NAME1#っちのその笑顔怖いんスけど!?」
『ま、とりあえずそんなことは放っておいて…礼!』
「「「あざっしたぁ!!」」」
みんな悔いの無い顔で体育館、後輩へと挨拶をしてお辞儀をする
その姿は入部1年の時よりも頼もしくて、成長したなぁとしみじみ感じた
『まあ何かあったらいつでも頼ってね、相談乗るよー』
「#NAME2#だと不安なのだよ」
『緑間それ余計だからやめて』
「多分次一緒に行動するのは体育祭だよね!」
『うん。て言うかもうそろそろ話が逸れてきたので、解散!』
「「「あざっしたぁ!」」」
あたしの言葉に後輩達もお辞儀を返してくれて、今度はこの子達が引っ張っていくのかと考えるとまだここに居たかったが、それはやめて体育館から出た
悔いがあってもなくても、振り返るな