第63章 冬休みは受験勉強?
ストバスコートに着くと早速バスケを始める涼太と大輝を見ながら笑う
本当だったら今頃彼らのこんな姿見れなかったんだろうと、カバンをベンチに置いて腕を伸ばした
『たまには参加しちゃおっかなー』
「突き指に気をつけるのだよ」
「骨折もね」
「鼻血出すなよ」
『心配されてるのか貶されてるのか分からないな』
最後のは絶対テツヤの初試合のことだろうと笑いながら、突き指はもちろん骨折するのも、鼻血を出すのも嫌なので軽く準備体操をする
「#NAME1#は誰と同じチームがいいとかあるかい?」
「はいはい!オレっスよね!」
『パス、テツヤ』
「そういうと思ってたっスけど…」
「ありがとうございます光栄です」
「さつきはやんのか?」
「うーん、私突き指したら嫌だから得点係やるよ」
「#NAME1#ちんと黒ちんでちょうどいいくらいじゃなーい?」
『どういう扱いなのあたし』
まあいいかと同じチームにはテツヤと大輝と涼太という何とも言えないチームになる
学力は低いが攻撃力は高そうだと腕を組むといつものようにわんわんが引っ付いてきた
「#NAME1#っちと同じチーム!」
『なんで秀才組そっち行っちゃうんだよぉ…』
「無視!」
「バスケに頭の良さ関係ねぇだろ」
「絶対にないとはいい切れませんよ」
「オレ#NAME2#よりバスケうめぇし」
『それとこれとは違うでしょ』
まあいいかたまには本気を出すかと思い、改めて周りを見て何をすればいいか考える
このメンバーだとボール回しは涼太に頼めば良いんだろうか、だがどうせ相手にはなれないしと思考を巡らせているとゲームが始まるようで大輝が真ん中でボールを弾ませていた
とりあえずコートの人が居ないバランスがいいところに立つ