第111章 最後の全中
「#NAME1#っちぃぃぃぃ!」
『汗くさいから寄るな』
「ええええ!?
#NAME1#っちヒドイッス!」
『さて、次からの作戦を征十郎から』
「無視なんスか!?」
「そうだな…とりあえずこのままのペースと先ほどより少しパスを混ぜろ」
「…赤司っちも無視なんスねー」
むぅーとか効果音が付きそうな表情をして膨れる涼太を放っておき、そのまま試合の流れを話し合っていく
て言うかそんなことしてる暇あるなら水分補給しろよ。試合中にぶっ倒れるぞ
「#NAME2#、目が睨んでいて怖いのだよ」
『え』
「#NAME1#ちん威嚇してる猫みた~い」
『…猫でも何でもいいから試合のこと
せめてバスケに関係ある話しようよ』
「あ?#NAME2#より猫の方がまだマシだわ」
『後で覚えてろよ大輝』
軽く大輝を蹴ってから猫の特徴を思い出して、どうせなら真似してみようかと考えた
とりあえず手はグーを作るように軽く握ってにゃん。というポーズをしてみた
「…何やってんだ?」
『にゃー』
「「「「「「!?」」」」」」
《第2Qを開始します》
『あ、せっかく猫よりも可愛いって言わせようと思ったのに…まあいいか
行ってこい、お前ら』
「俺#NAME1#っちのために全力でやってくるッス」
『それわざわざ真顔で言うなよ
イケメンが台無し』
なぜか先ほどとはオーラが違う涼太に緑間に紫原をコートへと見送って残りの3人を見るとすごいポカーンとした顔をしていた
…即興だったんだから仕方ないじゃん。次はもっとレベルあげますよ
「#NAME1#、それ他の人の前でやるな。いいな?」
「同意です」
「そうだな」
『あー…はいはい』
その日の帝光中はまさかの両試合共トリプルスコアを叩き出した
いやこれは本当、猫のポーズすごいと思う以外何もなかった