第111章 最後の全中
2日目、大会はリーグ戦からトーナメント形式へと変わる
あたし達帝光と荻原くんの明洸は別会場のため試合がどうなっているか分からないが、原作通り行けば勝ってくるだろう
『さて、今日はキセキの世代温存で行こうかな』
「に、2試合共ッスか!?」
『1試合目は征十郎と大輝とテツヤを、2試合目は涼太と緑間と紫原を温存しようかと思ってるんだけど』
「2試合共出たかったッス!」
『駄々こねんな!
とりあえずメンツは涼太に緑間、紫原に9番と11番の子!
行ってこい!』
「#NAME1#ちゃんのお母さんキャラがどんどん凄みが増してるんだけど…テツくんどう思う?」
「桃井さんと同じ意見です」
「聖母ってあだ名が本当になりそうだよね~」
『やめろ
て言うか紫原は早く行く!』
「も~、仕方ないなー」
仕方なくないだろう…と呟きながら頭を抱えてベンチに座る
そうすると横から視線を感じてその方向を向くと征十郎とバッチリ目があって、微妙な空気になった気がした
「#NAME1#」
『は、はい』
「今回の全中、優勝できると思うかい?」
『征十郎のくせにプレッシャー感じてんの?』
「俺でもプレッシャーは感じるさ
それに、3連覇がかかっているからな」
『…主将は大変だねぇ』
そこまで責任とらなきゃいけないのか…普通監督がとるもんだから別に征十郎そこまでプレッシャー感じなくてよくね?
て言うか征十郎の通っている道がプレッシャーを感じる道ばかりでむしろMなんじゃないかと勘違いするわ(いや実際はありえない。絶対Sだと思ってる)