第111章 最後の全中

開会式翌日。今日から試合が始まるが、今日のは各県の代表がリーグ戦方式で他２校と戦うものだ

言ってしまえば１試合勝てば必ず決勝トーナメントへと出られることになる




『まあ、だからと言って手抜いたら絞めるけどね』


「それよりもこの手の震えをどうにかして欲しいんスけど…」


「あ～、確かに身体重いねー」


「重圧（プレッシャー）は仕方ないことなのだよ」


『でもまあ、今のお前らならきっと大丈夫でしょ
なんたって俺に勝てるのは俺だけだ。だし？』


「…悪かったから、もうそろそろやめてくれ」


『拡散されたくなきゃ全力でやって勝ってこい
もちろん他の４人も、以上！』


「「「「「おう！」」」」」



地区予選のとき大輝自身が言ってたのにやっぱり恥ずかしかったのかと納得してベンチに座る

あ、これ当分ネタにして大輝で遊ぼう。絶対楽しい




「…#NAME1#さんまた良くないこと考えてますね」


『テツヤじゃないから大丈夫』


「先程の話からいくと青峰くんですよね？」


『そうそう。涼太並みにいじりがいあるよね』


「まあ…そうですね」


『そこ肯定しちゃうんだ！？』



光と影大丈夫かと心配したが普段からのことなので大丈夫だと自己判断する

しばらくするとコートからホイッスルの音が鳴ったため見ると、試合が始まろうとしていた


その後、ダブルスコアで２つのチーム勝利したため帝光はいつも通り決勝トーナメント出場を決めた