第111章 最後の全中
全中開会式終了して数分、人が散らばりそれぞれが自分の荷物からTシャツを着ようとしている頃だろう
帝光も同じで指定Tシャツを着て個人個人で会話を始めた
「はー、おなかへったー
早くおやつ食べたいー」
「まだ開会式がおわっただけなのだよ」
「その会話、去年もしてたましたね」
『そんだけ何も変わってないんでしょ』
「良い事…なのか?」
『良い事良い事』
原作だとキセキの世代もうバラバラになってチームワーク無かったからなぁと記憶を引っ張り出す
そんな話をしていると後ろから地響きがして振り替えるとカメラを持った人の軍団が走ってきていた
「インタビューよろしいですか!?」
「3連覇達成に向けて一言!」
「新監督の聖母さんは…」
「#NAME1#ちゃんすごい人気!」
「キセキの世代よりすごいです…」
『え、えっと…絶対優勝します!
キセキの世代の名に懸けて!』
「では、他に練習のことなど…」
『あ、それやらコーチの真田に聞いてください』
「わ、私か!?」
とりあえず押しよってきたマスコミはコーチに押し付け…いや、対応してもらってキセキとさつきの様子を見る
征十郎以外は慌てながらコメントしており、中学生らしいなぁと感じた
『さてと、テツヤのこと探すかな』