第109章 全中予選
試合結果は霧崎第一に誠凛は1点差で勝ち、急いで木吉さんのいる病院へと向かう誠凛の選手一同
それを追いかけるためあたしとテツヤは急いで誠凛のロッカールームへと向かった
『すいません。失礼しまーす』
「今俺ら急いでんだが…何か用か?」
『テツヤ、生徒手帳渡してあげて』
「はい」
「うお!い、いつからそこに!
って、俺の生徒手帳!」
「さっき拾いました」
「おう。ありがとな!
…ってお前のそのジャージ、帝光!?」
『良かったねテツヤ。気づかれたよ』
「最初気付かれてませんでしたけどね 」
びっくりする日向さんに苦笑いを浮かべているテツヤ
相変わらずも影の薄さはすごいらしく、2人でいたのに1人でいると勘違いされて気づかれなかった
「日向くんどうしたの?って…バスケ部の聖母!」
「ええ!?あの帝光の!?」
『…何でここまで広がってるかなぁ』
「仮にも帝光バスケ部の監督ですからね」
「か、監督!?そんな女が!?」
『誠凛も人のこと言えないと思いますけども…』
見た目はただの中学生(もしくは高校生に見えなくもない)だからな
ただの女に見えても仕方ないかも
『とりあえず失礼しました
テツヤ、征十郎に怒られるから帰ろ』
「あ、はい」
『日本一、頑張って下さいね』
「ああ…?」
その後誠凛は木吉さんが抜けてしまったため決勝リーグを三大王者にトリプルスコアで敗退してしまった
それとは対に帝光は他の中学を寄せ付けず、そしてキセキ達に問題なく全中出場を決めた