第9章 遊園地とは
そんなあたしをキャッチしたのは
「ったく
ゴチャゴチャうるせーよ」
あたしを赤ちゃんのように抱っこしていて(どうやってキャッチしたのか知らんが)
もう片方の腕にはさつきを肩に担いでいる
そう。あいつだ
『・・・青峰?
さつきは軽いと思うけど、あたし重いよ?
降りようか?』
「何言ってんだよ
#NAME2#、全然かりぃんだけど」
青峰のその言葉を聞いた瞬間、あたしの周りに花が咲いた
『ありがとう!
青峰好き!超好き!
マジでI Love Youだよ!』
「#NAME1#、こんなやつダメだよ?
蝉とザリガニしか興味ないやつだし
あ、あとバスケね」
「おいさつき、何けなしてんだよ」
体重が軽いだなんて…マジ青峰ありがとう!
今日バーゲンダッツいらない!(車の中でのやつ)
「っち…邪魔が入ったか
緑間ならまだしも青峰とは…」
「赤司、お前は何をぶつぶつ言っているのだよ」
「#NAME1#ちゃん!、真面目になってみてよ!
こんなガングロで良いの!?
バスケ馬鹿で良いの!?」
「おいさつき
何そんなムキになってんだよ
#NAME2#も冗談だろ?」
『うん
別にI LoveYouって程じゃない
助けてくれて嬉しかっただけだから』
うん。冗談だからさ
さつきも、緑間も征十郎もそんな顔しないでよ
あたしが真面目に青峰に惚れた展開になっちゃうじゃん