第108章 CLUB GLAMOROUSです
帝光祭も終了して、ほとんどの生徒が下校を始めてる時間帯
あたし達はそんな中、旧館校舎の屋上に来ていた
『あ"~、疲れた』
「…#NAME1#さん何で髪濡れてるんですか?」
『ヘアカラースプレー落とすのに時間かかってさ、3回くらい洗った』
「シャワー室でか?」
『うん』
「…」
『女子オンリーの時間だったからね
勘違いするなよ?』
恐らく変な風に捉えている大輝を見ながら言うと、なんか舌打ちされた
いや別にあたしとしては良いんだけどどこかムカつく
「まさか今年もここに集まるとは、思ってもみなかったのだよ」
「そうだよね~
ねぇ赤ちんお菓子持ってる~?」
「今は無いな」
「えーそうなの~?」
「あ、僕持ってますよ。食べますか?」
「うん!食べる食べる~」
「どうぞ」
「ありがとー」
去年と同じような光景にあたしは目を細めて口元に笑みを浮かべた
涼太と大輝は全く変わらずに焼きそばを大量に買って来て、これは変わって欲しいと思ったけども…仕方ないな
あの2人だし
「ちなみに今年は60パック買ってきたッスよー」
「しかも全部山盛りな!」
「そ、それまたパックからはみ出てるじゃない!」
「今年もマケてくれたからな」
『…こんな量食べきれるわけないじゃん』
涼太の肩を少しは察しろ。と言う意味でパシッと肩を叩いてから深くなっが~い溜め息を吐く
その焼きそばの量を見た紫原が目を輝かせたのは気のせいと信じたい