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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第60章 訪問と進路





「ならオレに全部話せよ」

『それは嫌です』

「…何なんだよお前」

『人間です』

「そういうことじゃねぇよ!」

『じゃあ宇宙人です?』

「だからそうい…そうなのか!?」

『地球も宇宙の中の惑星ですから』

「お前オレのこと馬鹿にしてるだろ」

『はい』

「否定しろよ」

『素直だから無理です』

「どこがだ」


小学生みたいなやり取りの末、ツッコミをしてくれる人が居るっていいなと笑いながらあたしと虹村先輩は会話を続けた

アメリカで片側の前髪の長い美形に会った話やお父さんの話、さまざまな話をしている内に日が傾いてくる


「…そろそろ帰るわ」

『はい。ありがとうございました』

「橙崎先生にもよろしくな」

『伝えておきます。お元気で』

「…おう、またな」


そうして彼は病室から去っていった

もう少しゆっくりしていってくれても良かったのにと考えるが、彼も予定があるんだろう

賑やかな1日だったなとベッドを平坦に戻し、横になりそのままうたた寝をすることにした

まだ虹村先輩が主将をやってる時の夢を見る

あの時も楽しかったなと思いながら起きてその日の夜、同じ夢が見れるように祈りながら横になった







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