第108章 CLUB GLAMOROUSです
「#NAME1#さーん、指名入りましたよ」
『はーい。ヘルプお願いします!』
「え、もう行っちゃうんですか!?」
『ごめんなさい。また来て下さいね』
「「は、はい…!」」
…何だこの忙しさ。て言うかどんな猫被りだよ
もう少しいいキャラはなかったのか
ノリで始めたのは自分なのだけれども、それでなぜか人気が出始めてそのまま…何回知っている人に笑われたことやら
『お待たせしました。#NAME1#です
本日はよろしくお願いします』
「#NAME2#さん…」
『あ』
「似合ってますよ!」
『…あ、ありがとう?』
「とりあえずこの飲み物下さい!」
『え、あ、うん』
何でバスケ部の後輩があたしのこと指名してんの?
いやそれよりもなんでここ来てんの?
て言うか似合ってると言ってくれたとはいえ、あたしこんな姿見られていいのか!?
もうこれは部員からの支持とか色々ガタ落ちするなー。と考えていると、砂のような何かがサラサラと落ちていく音が聞こえた気がしたが、それは恐らく自分のプライドとか色々←
「#NAME2#さん達がクラブやるって噂、本当だったんですね」
『…何その噂は』
「バスケ部でちょっと噂になってたんですよ
CLUB GLAMOROUS。ですよね?」
『…うっわー、恥ずかしいわ』
「ホステス姿見たら惚れ直しました!」
『あー、合宿の時の肝試しの話か』
「ちなみに師匠と弟子で、弟子の方です!」
『別に惚れてもらわなくていいです』
「#NAME2#さん厳しい…」
けどまたそこが良い!と言う師匠と弟子の弟子の子を見ながら飲み物を1口飲む
ふと出入口を確認すると、キセキの世代目当てか父母や、他校の生徒も来ていた
「#NAME1#さん、指名」
『あ、了解
じゃあまたね。お弟子くん』
「は、はい!ありがとうございました!」
『こちらこそ』
とりあえず#NAME2#さんは最後に微笑むと良いとか三津さんが言ってたなーと思い出してふっと笑みを浮かべる
お弟子くんはボッと頬を赤くさせて俯いたため、メイクの力はすごいということが分かった