第107章 試着させてみた
『…あたし、何でこんな格好してんのかなぁ』
今のあたしの格好を詳しく説明しようか
ベアトップにがっつり背中が開いている黒のスリットが入ったロングドレス
下は透けそうで透けない…でもスリットから太ももが出てるって感じので、殺す気かっつの
『はぁ…』
「#NAME1#さん何その格好!?」
『え、言われた服を着たんだけど…』
「せっかくそんないい武器(胸)があるんだから、もっと寄せて!」
『ちょ、やめ、くすぐったい!』
「本当、神様って不公平よね…」
『見てないで助けてよ!』
「看板娘2なんだから頑張ってもらわないとねー」
『・・・…』
何なんだこのクラスは…と溜め息を吐きたかったが、残念ながら武器とやらを寄せられるためくすぐったくてできない←
それが終わったら今度は髪を巻かれ結ばれとまるで人形状態
「色っぽい髪型と言えばうなじが見えるだからー…ゆるく横で1つ結び!」
『そのうなじが見えるって何』
「私の中での理論!」
『もう本当、何なんだよこのクラス…』
「それじゃあ、帝光祭用の写真撮るよー」
『はーい!』
「急にやる気出した」
『写真は良く写るものだ』
愛想笑い程度を浮かべて写真担当の子に撮ってもらう
本当、こんな格好で店出るなんて…去年よりも酷だ