第9章 遊園地とは
「#NAME1#にしては頭が冴えてるみたいのようだね
ほら、開いたよ」
「こちらも開いたのだよ」
「うおお!
こっちも開いたぜ」
おい征十郎、それどういう意味だよ
誉められてると言うことにしといてあげるけど
…あれ?それって普段は馬鹿って言われてるのと一緒じゃない?
ていうかどっちにしろ馬鹿にされてるじゃん!
『くそ…はめられた…』
さらにあたしを見ている征十郎の目は今も怖い
うん。睨んでる
オヤコロしそうな目になっとる
そんな様子を伺ってか、紫原はナイスなタイミングで征十郎に質問をしてくれた
「赤ちーん、どの道に行くの…は!」
『…へ?』
な、なんかすごく揺れてるんだけど
まさかと思い、目を開けると紫原が本気の目をして走っているようだ(推測だけど)
「お、おい!
紫原、お前はどこに行くつもりだ!」
「こっちからまいう棒のにおいがするから~」
『ちょ、揺れる!』
「#NAME1#ちん喋っちゃだめだよ~
舌噛んで切れるから」
『!』
何いきなりグロいこと言い出すの!?
ちょ、紫原って意外と怖い!