第106章 修学旅行3日目
『お、追い付いた…』
その後、走り出した紫原達は中学生の身長はそこらの人達を軽々越しているため、さらに髪色も目立つため探したり、見つけるのは楽だった
だけども足がめっちゃ速かったおかげで疲れたけど
あいつらの本気の走りすげぇ←
「黒子、桃井大丈夫か?」
『あたしの心配は!?』
「#NAME1#なら黒子以上の体力持ってるから大丈夫だろう」
『あたしちょっと女バスに入ってこようかな』
「きっと良い選手になるのだよ」
『…よし、行ってくる』
「#NAME1#ちゃん監督は!?」
『降ります』
「ウソ!?」
『うん。嘘』
「…#NAME1#さん」
テツヤの冷たい視線が妙に痛くてふいに視線を逸らすと、大輝と涼太も珍しく息を切らしているのが目に入った
あの2人が走っただけで息を切らすとは…やっぱり紫原みたいに足が長いとタイムも速いのか…な?
「やっぱり紫原っち速いッス…」
「俺よりは遅ぇけどな」
『そもそも急に走り出すなよ』
「あ、ごめ~ん」
「反射的にな」
「青峰っちに着いてったッス!」
『…もうダメだこいつらは』
お菓子を見て目を輝かせる紫原を見ながらはぁ…と呆れた溜め息を吐く
けれども見てて和むのは、ほわほわしたオーラのおかげかもしれない