第106章 修学旅行3日目
「…まさかこんなことになるとは思っていなかったのだよ」
「これが1番最適だと思ったんだが、違ったかい?」
「俺はこれでいいと思~う」
「食いてぇもんが食えたからどうでもいいだろ」
「僕もバニラシェイクが飲めてるのでいいです」
『…修学旅行に来てまでバニラシェイクなのね』
征十郎が出した案は珍しく"食べ歩き"という意見だった
確かにそれでたこ焼きとイカ焼き…まあお好み焼きも既に焼いてあるものならば食べれるため最善だとは思う
「#NAME1#ちゃんは何食べるの?」
『…何食べようか』
「決めてないの~?」
『と言うより朝ごはんが重かったせいかお腹減ってない』
「あ、分かります」
「確かにあれは重かったのだよ」
「だからテツも昼飯バニラシェイクなのか?」
「それは違います」
「昼ご飯にはバランスが良くないためあまり勧めないが…黒子が良いならいいだろう」
『征十郎いつもバランス良く食べろっつってんもんね』
「修学旅行だけ赤ちん甘いよ~」
「…学校行事だからな」
…あれ、征十郎もそういうところがお母さんポジションになってないか?
自分のお母さん的ポジションの人が多いことに気付いて少し敵対心を持ったが我に帰ったら恥ずかしくなった