第105章 修学旅行2日目
「あ、戻ってきた~」
「すいません。遅くなりました」
「混んでいるのだから仕方ないことなのだよ」
『さすが修学旅行シーズンだよね
中高生がたくさんいるよ』
「俺達もそれに入るけどな」
『そうなんだけど…』
テツヤ以外はパッと見中学生に見えないよね
征十郎は特有のオーラ出してるし、他の4人は身長が異常だし(笑)
さつきもその中に入るけど、あたしもその中には入るのか?と疑問に思ったがとりあえず放っておく
「とりあえず清水寺の本堂は見学する場所はもうないのだよ」
「となると地主神社に行ってから音羽の滝の方に行くことになるな」
「赤司くん、地主神社って…?」
「黄瀬と桃井が行きたがっている、恋愛の神社のことだ」
「やっと行けるんスね!!」
「テツくんと両思いになれる…!」
『…恋愛ねぇ』
「#NAME1#ちん好きな人居るの~?」
『興味はあるっちゃあるけど、好きな人はいない』
「ふ~ん…」
『…何その反応』
「何でもなーい」
そう言ってまいう棒を食べ出す紫原の横顔を見ながら歩き出した涼太とさつきに着いていく
…あいつら道分かってるのかな
「赤司っち!
こっち右で合ってるー?」
「左だ」
『分かってないじゃん!』
「…とりあえず進むのだよ」
「どんくらい歩くんだ?」
「2分くらいです
前に調べたときに載っていました」
『下調べ偉い!』
テツヤと征十郎を見本にしろ。と涼太に呟くと既にそこに姿はなく、さつきと2人でキャピキャピ喋りながら先を歩いていた
あたしが女子高生か!とツッコんだのは当たり前のことだ