第105章 修学旅行2日目
「あ、バスケのお守りありますよ」
「何色のやつ~?」
「黄色です」
「…これどうやって使うんだ?」
「ブレスレットとか…遠征のバックとかだって」
「…買って損は無さそうなのだよ」
『じゃあお揃いで買おうか!
同じバスケ部だし!』
まあ…拒否する人は無理矢理買わせるけどねー。と呟くと紫原が少し肩をビクッとさせていたので、買う気無かったのかよ。とツッコんでおく
…紫原だから仕方ないか。うん
「いくらッスか?」
「700円だが…あるか?」
「…赤司っち、さすがに俺そこまで金持ってねぇわけじゃないッスよ」
「黄瀬はモデルで稼いでんもんなー」
『征十郎は家がお金持ちだしねー』
「#NAME1#がそれを言うのかい?」
『てへっ☆』
「…#NAME1#ちんキャラ違ーう」
『悪かったな』
「そうッスか?
普段とのギャップが可愛いッスよ!」
『…わざとだからね
とりあえずギャップで良いんじゃない?』
「とりあえずお前ら、時間が無くなるから早く買うのだよ!」
『…緑間マジお母さん』
「俺はお前の母親ではないのだよ」
やっぱ緑間って聖母とか呼ばれているあたしよりもよっぽどお母さん!って感じだよね
ってなるとお父さん征十郎?
あ、この2人の子供になるのは無理だわ
お金を払ってから買ったお守りをジッと見つめる。ミサンガのような物にバスケットボール型の木でできた球がついており、どこか幸せな気分になった
きっとそれは、お揃いっていう響きだと思う