第104章 修学旅行1日目
「てかあの後ろに居るオレンジ色の奴さー、どっかで見たことあんだけど」
「これは#NAME1#さんのことですね」
『せめて奴じゃなくて女って言ってくれよ…』
「あれだろ?
マネージャーから監督に変わったっていう」
「そうそう!バスケ部の聖母!!」
『…来たよ。涼太の名付けた奴』
本当、#NAME2##NAME1#からそのうちバスケ部の聖母って名前に変更されないかヒヤヒヤするんだけど(そんなことはあり得ないが)
とりあえず相変わらずダサい
「#NAME1#さんその聖母って名前嫌ってますよね」
『あいつらのお母さんなんてできるか』
「それって僕も含まれてますか?」
『一応バスケ部全体だからね
テツヤも入ってるよ』
「…そうですか」
『でも』
「でも?」
『お母さんなら、最後までしっかり面倒見てあげるよ』
「…最後?」
あたしの言葉に疑問を持ったのか、こちらの目をジッと観察してくるテツヤ
その反応は想定内だったため、普通に何も企んでませんよオーラと何も意識してませんよという目をしておく