第104章 修学旅行1日目
「でけぇな」
「だいたい18mらしいですよ」
『あれ、紫原9人分?』
「…そう考えると小さいッスね」
「ムッくん9人かぁ…」
「全体の像が何かの台にのっているから大きく見えるだけなのだよ」
「紫原はでかいからね」
「何か複雑な気分なんだけど~」
あの後、進みに進みまくって来ているのは奈良の大仏がある東大寺だ
だから先ほどまで鹿が大量に居たのだ。進むのにすっごい時間が掛かるほどに
中を散策しているととても急な階段を見つけて、これ登れんのかと疑問に思った
『他校の修学旅行生多いね』
「時期はどこも一緒だからね」
「…胸でけぇ」
『黙れ』
「私服の学校もいるんスね」
「学校の行事なのだから本来なら制服が1番なのだよ」
「でもさー、私服の方が動きやすそうだよね~」
「しかし荷物が増えるのが難点だね
私服なら1日1日別のを服を持ってこなければならないし」
「お土産を入れるスペースが増えますね」
『そうだね
でもまあ、どっちでもいいんじゃない?』
ただし制服だと自分の学校が相手に分かっちゃうけど
…キセキの世代はまあ、月バスや全中で面割れてるからいいのかなぁ(それを言えばあたしもだけど)