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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第55章 全中予選





続く2回戦3回戦、キセキのプレイを見るのは好きだが全試合に彼らを投入するのは狸
間違えた理事長の言いなりになっているみたいで嫌だと、コーチと征十郎と相談しメンバーを変えることにした


『それでは、今日のスタメンを発表しまーす』

「いつものメンツじゃないんですか?」

『せっかくだし、たまには変えようかと』

「…で、誰が出んだ?」

『征十郎と紫原、緑間に9番と10番の子』

「…」

『ごめん背番号の方が分かりやすいかなって』

「ボクはまた出番無しですか?」

『テツヤは次出すよ。3回戦の後半からね』

「オレは出ねぇのか?」

『青峰3回戦オールって考えてる』

「となると…オレは3回戦の前半っスか?」

『いや出番無し』

「ええ!?じゃあ前半は誰が出るんスか!?」

『16番の子』

「…」

『…名前覚えてないの。ごめん』


16番の子に罪悪感を抱きながら征十郎に試合運びの説明を任せ、さつきには3回戦の相手になりそうな方のデータを集めてと頼む

もう出番がなくなったのでベンチに座り今日の試合記録を取るための準備していると、後ろから重さを感じる。緊張感がない紫原だった


「名前ちーんお菓子食べた~い」

『終わったらあげるから』

「今がいい~」

『まいう棒青春の味用意してるから』

「どんな味なんスかそれ」

「えー頑張るー!」

「…物で釣っているのだよ」

『紫原のやる気が出るからいいの』

「そうそう~」

『本人もこう言ってるから』


しっかりツッコミを入れてくる涼太と緑間に笑いながら、今回のスタメンを送りだした






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