第103章 身長差
「あ、当たりました」
「テツくんまた!?すごい!」
「良かったらあげます」
「!!
あ、ありがとテツく…」
幸せそうな顔をしてぶっ倒れるさつきはいつものことなのでスルーしてまた一口アイスを食べる
本当に幸せそうな顔をして倒れているさつきはかわいく見えた
『そいえば、ゴリゴリくんの当たり棒が当たる確率って32本に1本らしいよ』
「…#NAME2#、夢がないのだよ」
「桃井さんが倒れてて良かったです…」
『でも、テツヤはそれを2本当ててるんだよね…』
「地味なものに運がいいんです」
『分からなくもない』
「俺もよく当たるよ~」
「虫歯になるぞ」
『征十郎の言う通り
食べ過ぎると太…らないな』
「紫原くんの場合、全部身長に行ってますもんね」
『…なぜ太らないのかを教えてほしいよ』
前世よりはすごいスタイルいいんだけどねー。と思いながら紫原を見上げる
…首痛い!
『紫原、でかい』
「え~?仕方ないじゃ~ん」
『…まあ女子だと高い方なんだけどね』
「#NAME2#ででけぇならさつきもでけぇんじゃねぇの?」
『さつきとは1cm差で、あたしの方が小さい』
「…へぇ」
俺から見ると全員小さいけどね~と言う紫原に怒りを覚えて脇腹をパンチする
だが特に意味はなかったらしく、いつも通り普通にお菓子を食べている紫原が横には立っていた