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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第54章 みんなで帝光祭





和成が帰ってから人を捌きまくり、お昼の時間帯になった

ほとんどの人がお昼ご飯を食べるために食べ物関係の店に行ったのか、うちのお店はある程度空いてきていた

流石にお昼は食べさせてほしいと、一時指名停止という形で休憩に入らせてもらった


『…適当にお昼買いに行こうかな』

「苗字、オレの分も買ってこいよ」

『緑間に頼んでー』

「なぜオレが買いに行かねばならないのだよ!」

『お母さんだからー』

「オレはお前らの母親ではないと言っているのだよ」

『時と場合による』

「断る」

『今日の蟹座はー、異性に優しくすると運気アップ!』

「あ?女子がどこにいんだよ」

『大輝、放課後体育館裏ね。シメてやるわ』


にっこり微笑んで大輝に言うと明らかに引いた顔をしていたのでとりあえず鳩尾を軽く殴らせていただいた

女子扱いしなかったあいつが悪いだけだ。あたしは悪くない


『緑間ー、行ってきてよ。あたしこの格好じゃ恥ずかしいやー』

「…仕方ないな」

『わーい。あたし何でもいいよー』

「オレ肉な」


スーツを身に包み模擬店に買いに行く緑間を見送って大輝と一緒に休憩の部屋へ行く

まだ誰もいない空き教室、指名停止が出来るんだからその内他の誰かも来るだろうと、大輝が座った椅子からいくつか離れた椅子に座り溜め息をつく


「…お前緑間扱うの得意だよな」

『おは朝が絡んでいる時だけね』


今日は運が良かったと、後頭部をわしゃわしゃ掻きながらイスに座る大輝の隣に座ってあくびを1つする

去年のウェディングドレスを着て征十郎にボードゲーム部巡りに連れていかれたのも酷かったが、これもなかなか疲れるなと肩を回す





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