第102章 模倣
『涼太、大輝と1on1して今日コピーできたら…どうしようか』
「今日ッスか!?」
『だってそうじゃないとできなさそうなんだもん』
誠凛の監督が正邦と戦う時のご褒美で何か言ってたよね。何だったっけな
思いだそうと頭を抱えて考えていると涼太がキラキラした目でこちらを見てきたため少しイラついて一発殴るとそれの反動で思い出せたのか、ポツリと言葉に出していた
『ほっぺにチュー…?』
「「!?」」
『あ、いや、今のは違くて「#NAME1#っちからのほっぺにチューッスか!?
青峰っち!1on1やるっッス!」』
「…#NAME1#さん、いいんですか?」
『あ、あぁぁぁぁぁ…もういいや
唇は奪われてるし…』
「す、すみませんでした…」
『いや、テツヤとの人工呼吸じゃなくてー…まあ、気にするな』
「なっ!
#NAME1#っちの唇を奪ったの誰ッスか!?」
『…反応速いな』
「黄瀬くんは#NAME1#さんのこととなると地獄耳レベルですから」
『…普通自分のことで反応するだろ』
「青峰っち!
#NAME1#っちの唇奪った人知らないッスか!?」
「あ?主将つーか虹村さんだろ、卒業式のときだろ」
『何で暴露してんだよ!』
「#NAME1#っち卒業式のときのみじゃなかったんスね…
浮気とかひどいッス…」
『何回そのネタ出してくるんだよ…』
ぺしっと涼太の肩を叩いてさっさと1on1して来いと言うと、犬のように走り出して大輝のところへと行った
…忠犬