第102章 模倣
CLUB GLAMOROUSとか自分がいつ担当するかを決めてからおよそ1週間経った放課後
ある程度想像できているだろうけれども当たり前に部活だ
でもこれはその部活の後の自主練している人も居れば帰っている人もいる時間帯のこと
「青峰っち!
1on1するッス!」
「テツ、パス練しようぜ」
「紫原くん。さっきのパスなんですけど」
「あれね~、もう少し速い方がいいかも~」
「無視すんじゃねぇよテツ」
「青峰くんだって黄瀬くん無視してるじゃないですか」
「黄瀬はいいんだよ」
「青峰っちひどいッス!」
『お前らうるせぇよ!』
まあ元凶は誰と言うわけじゃないんだけど、とりあえず全員うるさい
それよりも問題はあれだ。紫原以外の人すべてが話を無視してることだろう
「#NAME1#さん、練習メニューに相談があるんですけど…」
『あーはいはい
テツヤに特別メニュー作れって?』
「違います」
『て言うかメニューならあたしよりも征十郎に相談した方がいいと思うけど』
「…#NAME1#さん、一応監督ですよね?」
『んー…まあ、そうだね』
「とりあえず話聞いてくれますか?」
『聞く聞くー』
テツヤがメニューでの時間配分が悪いところを説明してくれる部分をメモしていき、とりあえず改善策を出していく
なのにその横では涼太と大輝がまた騒いでいて…ハッキリ言ってしまうと集中できない
「ちなみにこれは赤司くんにも伝えてあります」
『あ、そうだったんだ』
「とりあえず、コーチとの相談よろしくお願いします」
『多分独断変えても大丈夫だから、明日からやって見ようか』
「よろしくお願いします」
『うん。こっちこそありが、痛っ!』
「あの、大丈夫ですか?」
『…今、あたしの頭に何当たった?』
「バスケットボールです」
『投げたのは?』
「黄瀬くんか青峰くんです」
『…へぇ?』
ゆっくりと振り返って1on1中の大輝と涼太を見てニッコリ笑う
もちろんその2人の顔は真っ青だけど、そんなの気にしない