第101章 GLAMOROUS
「#NAME2##NAME1#!」
『は、はい』
「美形を先に使わなくてどうするのよ!
まず美形で人を集めて稼ぎつつ人気を集める!
そして前半人気があったトップ10には後半も働いてもらう!」
「それって黄瀬くん決定ですよね」
「#NAME1#っちのためなら頑張るッス!」
『…緑間、メモ』
「既にしているのだよ」
『ナイス』
そのまま熱弁を続ける三津さんにクラス全員耳を傾ける
内容はどうやったら人気を出せて利益も出せるかというものだったのだが、途中から何でこの子そんなこと知ってんだと言う知識まで入っていて同じトリップ者なのではないかと思った(恐らく違う)
『話をまとめると、指名できる人の写真を廊下に貼ったりして誰が居るか分かればいいと…』
「あとは格好や髪型、内装まで気を配る。と言っていたね」
『うおっ、征十郎
全く気づかなかった』
「先ほど三津さんが熱弁していたときだったかな
まあとりあえず、前半が良いと思う人を出してもらえば良いんじゃないかな
あとはクラスから男女1名ずつ、生徒会以外からの実行委員会を出してもらえば」
『うーん…じゃあ、前半が都合上良い人はー?』
「私クイズ研だからー」
「俺、囲碁部の対戦が午後からある」
「クイズ研のスタンプラリーに彼女と出っから」
『はいはーい
あとは居ないみたいだから…顔面スペック的に前半が良いと思う人
立候補でも推薦でもオッケー』
「黄瀬くん黄瀬くん!」
『涼太ね』
「赤司様赤司様!」
『征十郎ね
赤司様…ブハッ』
「#NAME1#…」
『ん、ごめんごめん』