第100章 アンコールはもちろん
「私#NAME1#ちゃんが監督って、まだ信じられない」
『残りほぼ4ヶ月で終わりだけどね』
「…続けないの?」
『一応受験生なんだけど?』
「そうじゃなくて、白金監督みたいに…」
『たまに顔を出す程度でもってことか…』
あたしの言ったことが会っていたのかコクリと肯定を示して頷くさつき
て言うよりも本当に怪談話してるのかってくらい中静かだな
『その考えもなくはない
けど、あたしはキセキの世代が心配だから白金監督の代わりに入っただけだよ』
「ってことは?」
『来年からはコーチに監督を譲るよ
だって、あんな問題児をいきなり従えろって方が無理でしょ?
コーチがやったら…ハハハ…』
「#NAME1#ちゃんカッコいい…!」
『何かやけに最近カッコいいって言われるな』
就任1年目にあんな奴らがいたら可哀想だよなぁと思って溜め息を吐く
まああたしは監督扱いされてないし、しかもまとめられてないけどな
「ウギャァァァ!」
「ちょ、俺まで引っ張んな!」
『はい。2人組練習10倍』
「「ウギャァァァ!」」
『あ、次の話移った』
「赤司くんから連絡来たの?」
『うん。だから今2話目ね』
「あと何話くらい?」
『1つあたり3分だからー…およそ18話かな』
「い、1時間もやるんですか!?」
『最初は3時間やろうと言ってたから少なくなった方だよ』
「…うっす」
目の前にいる男の子2人を見ると顔は青ざめており、片方の男の子はガタガタと震えていた
もしも震えるほど怖かったなら恐るべしテツヤの語り方
「うわぁぁぁぁぁ!」
「出たぁぁぁ!」
「…無理」
「の、呪われる…」
「黒子先輩…弱いとか言ってすいませんでした…」
「お、俺の後ろ何も憑いてねぇよな!?」
「お、脅かすんじゃねぇよ!」
『…全員、10倍』
「「「「ギャァァァ!」」」
『…もう10人出てきちゃったんだけど』
「テツくんカッコいい!」
『(…中に居なくて良かった!)』