第54章 みんなで帝光祭
修学旅行の余韻も去ってくると今度は帝光祭も近づいてくる
生徒会には各自クラスから出したいお店なども集まり、各クラスが何をするかは完全に決定した
『うちのクラスはCLUB GLAMOROUSで決定したでしょ?
ってことでー、メニューを考える部隊と内装とか外装もろもろを考えるの作る部隊が欲しいんだけど…』
「メニューは女子を中心に行こうか」
「ならば外装や内装は男子中心に行くのだよ」
『まあ…メニューつっても、飲み物中心だけどね』
「と言うことだ。やるぞ」
『でも、前半から出るのを推薦された男子はあたしのとこ来てね!』
「まて苗字、聞いてないのだよ!」
『外観内観担当は後ろ、メニューは前に集合して各自話し合ってねー』
征十郎から冷ややか視線と緑間からの焦っている声を無視してそれぞれの仕事の場所に就かせる
キセキ達とその他キャストが集まったのを確認し、事前に女子内で打ち合わせしたものを用意した部屋を移動する
「何する気だ」
「名前さんからの呼び出しって…あまりいい思い出がないんですけど」
『テツヤ酷いんだけど』
「で、何するつもり~?」
『これ!』
パッと取り出したのは色もサイズも選り取り見取りスーツ達。選り取り見取りと言ったが色については暗い色しかないため訂正した方が良いかもしれない
試着用のためこれを着てもらった後各それぞれに似合う色を頼もうという話に女子の中では既にまとまっている
『これに、着替えてきてね』
「…いやだと言ったら」
『えー練習倍?』
「…横暴なのだよ」
『こういう時監督になって良かったなって思う。あ、征十郎はこれで』
「…これは」
『はい、行っておいでー』
嫌がるキセキ達とノリノリな涼太を更衣室に押し込んで着替えさせ出てくるのを待つと、大人びているせいか似合っている彼らが出てきた