第53章 修学旅行 後編
3日目、修学旅行最終日は大阪にやってきた
某有名テーマパークに行きたい気持ちはあるが、最終日のためそんな時間はない
とりあえず大阪の有名なところをゆったり回り、そろそろお昼を食べようといい香りが漂う通りにやってきた
「たこ焼き食べた~い」
「そこはお好み焼きなのだよ」
「もんじゃっスよ!」
「イカ焼きだろ!」
『…もんじゃ焼きは東京発祥らしいんだけどな』
「お好み焼きと一緒になって来たんじゃないんスか!?」
『違うんだって、テレビで見ただけだから本当か分かんないけど』
「とりあえずお昼の場所探しましょう」
「黒子の意見が最もだ。それぞれが食べたいもの店が無いということはないが…このままだとお昼時と被って混んでしまう」
「さすがテツ君!ガングロクロスケとは違うね!」
「それオレのことか!?」
「青峰君以外に誰がいるのよ!」
『…確かに、この面子青峰以外に肌が黒い人いないなあ』
「体育館部活なのにどうしてそんなに日に焼けるのだよ」
「でもさー、生まれつきっていうのもあるよ~」
「青峰君いつから黒かったんだろうね」
「知らね」
「そろそろ昼時に間に合わせるため行くぞ」
『はーい』
最優先事項を話題に出されたため、歩き出した征十郎にみんなでついていく
きっと最終的には班長である征十郎がみんなの意見をいい感じにまとめてくれるんだろうと考えていると、彼は意外な案を出した