第99章 髪質
「あとは赤司っちと緑間っちッスけど…」
「あいつらの髪触んの怖くね?」
「あ、峰ちん復活した~」
「#NAME1#さん手加減してましたからね」
『感謝してね』
「しねぇよ」
『…っち』
「それより#NAME1#っち、赤司っちと緑間っちは?」
『ああ、それなら任せてよ。本人達は?』
「赤ちんならあそこ~」
紫原が指差したところでは征十郎がさつきに今日の予定を教えているようだった
あの雰囲気に入りにくいが…まあいいか
『さつき、征十郎』
「あ、#NAME1#ちゃん。おはよう」
「おはよう#NAME1#」
『うん。おはよう
そこで征十郎にいきなり変なお願いなんだけど…』
「お願い?」
『髪撫でたいな』
「#NAME1#ちゃん珍しいね…そんなこと言うなんて」
『気にせず、いい?』
「構わないが…」
『じゃ、失礼』
征十郎に少し屈んでもらって髪を撫でる。彼の髪はサラサラであるが、何というか質も違って柔らかかった
『ん、ありがと
じゃあ戻るから朝ご飯よろしくー』
「…なんだったんだ?」
「…さぁ?」
後ろで2人がしてる会話を耳に入れながらさっきまで居た所に戻る
そうすると紫原がどうだったか聞いて来たため答えていると、もう1人のターゲットが歩いてきた
『…おはよう緑間
暗いけど、どうしたの?』
「ラッキーアイテムがないのだよ…」「おは朝ですか」
「そのラッキーアイテムは何なの~?」
「オレンジなのだよ。ハッ#NAME2#!」
『…嫌な予感しかしないんだけど』
「今日1日俺の側に居るのだよ」
『え、嫌だ』
「そうっスよ!#NAME1#っちをラッキーアイテムにするなんて許さないッス!」
「頼むのだよ#NAME2#」
『んー
じゃあ貸し1ね』
「いいんですか?」
『座ったりしとけばいいんでしょ』
返してもらうのは何にしようかなぁと思い頬を緩める
緑間はラッキーアイテムを獲得できたことにより安堵の溜め息を吐いていた
髪の話はどこに消えたんだ