第99章 髪質
『あ』
「#NAME1#っち!」
「はよ」
『おはよ涼太、大輝』
「おはようございます」
「黒子っち!?居たんスか!?」
「最初から居ました」
鉢合わせた2人の体調が気になって治癒の眼を使い調べてみる
そうすると昨日のハズレデザートの影響か、身体の疲労がハンパなかった
「#NAME1#っちに黒子っち、そっち立ち入り禁止ッスけど何で居たんスか?」
『ん?ああ、女子の宿泊部屋だからね』
「て、テツそこに居たのか!?」
「はい」
「1晩一緒って…色んな意味でヤバいッスよ!」
『違うし』
「寝癖が酷かったのを#NAME1#さんに直してもらってただけです」
「あ、だから黒子っちから#NAME1#っちの匂いがするんスね!」
そう言ってテツヤのことをギューッと抱きしめて香りを確かめる涼太
ハッキリ言ってそれは引いた
「黄瀬、キモイ」
「黄瀬くん気持ち悪いです」
『ていうかテツヤであたしの匂いだか何だか確かめんな』
「ひ、ひどいッス…」
落胆している涼太を放って置きぞろぞろと朝食場所へ歩き出す
そこに行くと今度はでかいのと鉢合わせだ
「あ、#NAME1#ちんだ~おはよー」
『おはよう紫原』
「昨日のデザート美味しかったからさ~、今日も作ってー」
『今日は無理かな
あ、昨日は片付けありがとうテツヤ、紫原』
「そうだ#NAME2#!昨日はよくもぶっ倒してくれたな」
「そっスよ!いくら#NAME1#っちでも許さないッスよ!」
『悪役の台詞かよ』
もうこいつらツッコミ所多すぎだろ
1日1回…いやそれ以上絶対ツッコミしてるよな
もう1人でいいからツッコミ役が欲しいかなと思って誰か探すけども、唯一思い浮かんだのが涼太と征十郎(常識的なツッコミ)とテツヤ(違う意味でのツッコミ)だったから1つ溜め息を吐いた