• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第53章 修学旅行 後編





「ちょ、緑間っち過ぎてる過ぎてる!」

「戻ってきて~」

「む、こっちか」


そして何事もなかったかのようにUターンをした彼は石の近くに立つ
通り過ぎていく様子はなかなか面白かった

声を掛けなければどこまで行っていたんだろうと疑問に思ったが、そのまま階段から落ちて全中に出れないとかなったら大変困る

彼の歩く速度が止められる程度で良かった


「紫原みたいにもっとウロウロすりゃ面白れぇのにな」

「青峰っちさっき自分がやったこと覚えてないんスか?」

「オレは何事にも人事を尽くすのだよ!」

『…恋にも?』

「なっ…!」

『ハハハ!ごめんね茶化して、次さつき行く?』

「うん!頑張るね!」


真っ赤になっている緑間に笑いながら目を瞑ったさつきを送り出す

女の勘とか言ってすんなり真っすぐ行くかと思ったが意外とそうでもないらしい

すこしずつ右に逸れていくので軌道を直すため声を掛ける


『さつきもうちょい左』

「こっちー?」

『そうそう』

「…名前ちゃん合ってる!?」

『合ってるよー!そのまま進んで大丈夫』

「桃井さんは頑張りますね」

『恋が叶うか、かかってるからね』

「…何故か寒気がするんですが」

『気のせいじゃない?』

「着いた!名前ちゃん着いたよ!」

『おめでと。さつき』

「なんだよ真っ直ぐ来いよ」

「大ちゃんみたいに脳みそ筋肉まで出来てないの!」


大輝に茶化されてそれに反論するさつきを見ながらテツヤと征十郎に「どっち行く?」と聞いてみる

2人はキョトンとした顔でこちらを見ており、なんだなんだ変なこと言ったかと焦り始めた




/ 704ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp