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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第99章 髪質








翌日、何事も無かったかのように元気に起きてきた選手達(昨日当たりを引いた人)を観察する

こっちの人達は特に体調に害を及ぼしてはないかな




「おはようございます
朝から観察ですか?」


『おはよーテツヤ…去年と変わらず寝癖ひどいな』


「仕方ないんです」


『じゃあほら、直してあげるよ』


「…かなり頑固なんですけど、大丈夫ですか?」


『大丈夫だと思う
えーっと…あたしの部屋でいいかな?
スプレーとかあるし』


「異性の部屋行っちゃって大丈夫ですか?」


『寝癖直すだけでしょ?』


「そうですけど…」


『大丈夫だからおいで』


「じゃあ、お言葉に甘えさせていただきます」


『うん。行こ』



パッと席を立ってこっちだよと歩き出す

ていうか原作でのプールの話でさつきに抱きつかれても反応しなかったから、テツヤとそういうことになる気がしない




「#NAME1#さんの部屋ってどこですか?」


『テツヤ達と同じ階の1番端』


「なるほど、だから立ち入り禁止だったんですね」


『ま、そういうことだよ』



どうぞとドアを開けてテツヤを中に入れる

適当に椅子にすわってもらってあらかじめ持ってきておいた寝癖直しスプレーなどを取り出す




『じゃあ失礼するね』


「お願いします」


『あーい』



スプレーを使い髪を湿らせて髪をわしゃわしゃと撫でる

ドライヤーも使おうかなぁと悩んでからとりあえず使おうと持つと、テツヤの髪の寝癖のボリュームが減った




「…このスプレー、#NAME1#さんの髪の香りがします」


『え、どんな香り?』


「甘い香りです」


『ふーん…、自分だと分かんないなぁ』



こんな香りなのかなぁと髪を一房取ってくるくるといじる

そのときテツヤから少しだけ、甘い香りがした












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