第97章 肝試しなんてレベルじゃない
『さて問題
今日の緑間の蟹座の運勢は何位だったでしょう』
「4位っつってただろ」
『じゃあラッキーナンバーは』
「1って言ってた~」
『そこから緑間の癖もいれて考えて見る
そうするとさっきみたいのが出てこない?』
「そうですね
左利きと知っていれば恐らく出てきます
…ってことは!」
『仕組んだ
だってさ、緑間におは朝も外れることを教えないと。ね?』
「確かに、あのままおは朝ばかり信じられたら困るッス
だけど…」
『だから、外してみただけだよ』
けどこれはやり過ぎたかもね。と軽く笑って涼太の肩をポンッと叩く
その意味が分かったのかテツヤと紫原も同じように肩を叩いた
しばらくして涼太と大輝も意味が分かったのか同じように肩をポンッと叩き、涼太は顔を青くさせた
「#NAME1#っち…まさか」
『こうなったらもう涼太しか居ないでしょ』
「そうですね。ここは黄瀬くんしか居ません」
「俺も黄瀬ちんがいいと思ーう」
「俺も」
「わ、私もー!」
「だそうだ、黄瀬
お前が行くことをみんな望んでいるが、どうするんだい?」
「…そ、そんなの行くに決まってるじゃないッスか!」
『さすが!
あたし涼太があたしが作ったのを当てるの信じてるから!』
「#NAME1#っちぃぃぃぃ!
俺頑張るッス!」
ガッとデザートが乗っている皿を取り1口食べる涼太
その瞬間バタリとぶっ倒れて口から魂が出ているように見える
涼太って、信用してる人からの詐欺にかかりそうなほどに騙されてるんだけども…将来大丈夫かな(オレオレ詐欺とか)
「きーちゃん可哀想…」
「可哀想と思う方が可哀想です」
「黄瀬も緑間と同様桃井のを食べたのか…運がないな」
『…まあ、いいか』