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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第52章 修学旅行 前編





「あ、バスケのお守りありますよ」

「何色のやつ~?」

「黄色です」

「…これどうやって使うんだ?」

「ブレスレットとか…遠征のバックとかだって」

「…買って損は無さそうなのだよ」

『じゃあお揃いで買おうか!同じバスケ部だし!』


大きく「さんせーい!」と声があがったが一部からはえー…と言いたげな顔をしていたのでせっかくの機会だとみんなで買い圧力をかけさせていただいた

パワハラだと言われるかもしれないが思えばこのメンバーでお揃いなんてものはない。良い機会だと思う


「黄瀬はモデルで稼いでんもんなー」

『征十郎は家がお金持ちだしねー』

「名前がそれを言うのかい?」

『てへっ』

「…名前ちんキャラ違ーう」

『悪かったな』

「そうっスか?普段とのギャップが可愛いっスよ!」

「とりあえずお前ら、時間が無くなるから早く買うのだよ」

『…緑間マジお母さん』

「オレはお前の母親ではないのだよ」


やっぱり緑間は聖母とか呼ばれているあたしよりもよっぽどお母さん!って感じがすると考えながらお守りを受け取る

お金を払ってから買ったお守りをジッと見つめた

ミサンガのような物に木でできた小さいバスケットボールがついており、見ているだけで心があたたかくなる

きっとそれは、お揃いっていう響きのおかげだと思う







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