第97章 肝試しなんてレベルじゃない
あの後残った5個の中には少しあたしが作ったものが残っている(作ったんだからどれがどれかは分かる)
ちなみに食べた3年生は1.2割無事だった
「5個って…1つ足りなくないッスか?」
「俺が食べないからいいんだよ」
「なんスかそれ!? 赤司っちずるいッス!」
『主将が倒れちゃダメでしょうに』
「それなら俺だって副主将なのだよ!」
「ミドリンは倒れても大丈夫だもん」
「じゃあ選ぶか」
『ちょっと待ってー』
長いテーブルに置かれたデザートを集めて規則正しく置いていく
ちなみにどれがどこかも考えて
『はいどーぞ』
「お前達の中から誰が最初に来るんだい?」
「お、俺が行くのだよ」
『緑間ぁー』
「なぜなら今日のおは朝で蟹座は4位、ラッキーアイテムはミネラルウォーター、ラッキーナンバーは1 つまり今の俺は最強なのだよ!」
「緑間くん…おは朝終わったらどうなるんですかね」
「てことで俺は左利きだから左から1番目を選ぶのだよ」
「いいから早く行けよ緑間」
「分かってるのだよ」
パクりと緑間が一口食べた瞬間に、前へとぶっ倒れた
そのことに涼太が声をあげて驚いており、紫原が運び出した
「#NAME1#ちゃん、さっきのって…」
『うん。作戦通り!』
「「「…え?」」」