第97章 肝試しなんてレベルじゃない
全員練習とお風呂で汗を流してから夕飯と言うことでなんかでかい部屋に集まっているあたし達
…汗臭いままこられるのは嫌だよね
「つかれた~
早くご飯かお菓子食べた~い」
「メシいつからだ?」
「もうすぐです」
『お疲れ、練習はどうだった?』
「いつもの倍は疲れたッスね~」
「黒子なんか寝ていたのだよ」
「テツくんの寝顔!?」
『…まあ、すぐ運ばれてくるから待ってなよ』
夕飯は宿泊先の人が作ってくれるのであたし達は作らなくていい(強豪のおかげで部費が多いから)
まあ作っても良かったんだけれども、はっきり言えば助かった
「そうだ#NAME1#ちゃん、私の仕事は全部終わったけどまだ何かある?」
『もう特になしかな
後はあたしに任せてよ』
「うん!分かった」
「そう言えば#NAME1#っちも桃っちも、練習中居なかったッスけど、どこ居たんスか?」
『んーと、色々準備してた』
「準備って、肝試しのッスか…?」
『外れてはない』
そんな会話をしている所に夕食が運ばれてきたため食べ始める
涼太って無駄に勘がいい気がする
「テツ、ブロッコリーやるからハンバーグくれ」
「いやです
自分のがまだ残っているでしょう」
「じゃあ全部食ったらいいのか!?」
「それもいやです」
『お前らさっさと食え』
溜め息交じりに言うとポカーンとした顔でテツヤと大輝がこちらを向いていた
…なんか、幼く見える
「#NAME1#っち、お母さん見たいッスね」
『聖母なんでしょ。はいはい』
「となると、赤司くんがお父さんになりますね」
「へぇ…奥さんか」
『子供が可哀想だわ』
むしろあたしはそんな関係を望めない