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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第52章 修学旅行 前編





『特に最後なんて意味がないんだけど、そうだなぁ…全中が終わったらあたし達引退でしょ?』

「はい」

『そこまで、じゃないかな』

「監督は続けないんですか?」

『さつきにもそれ聞かれたよ。やらない』

「…やらないんですか?」

『今年のレギュラーつか…キセキは新しく監督をするコーチにとって荷が重いと思うんだ』

「…え」

『涼太はテツヤを最初へぼいのとか言うし、灰崎とぶつかるし、緑間は紫原との意見の違いがあるし』

「…」

『しかも大輝はテツヤのパスが受け取れねーとかオレに勝てるのはオレだけだーとか言い出して
テツヤと紫原がぶつかったかと思えば征十郎と紫原がぶつかって』

「…その際はすみませんでした」

『いいよ別に、過ぎたことなんだから。けど何よりそれが怖かった
もしかしたらコーチが監督になってたらまとめられなくて、戻ってこなかったかもしれないから一時的になっただけだよ
まあ、あたしもまとめはできてないけどね』

「…けど名前さんはまとめられてますよ?」


まとめられているかと聞かれれば分からない
上に立ってまとめているよりかは後ろから背を押して歩かせているような感覚に近い気がする

バラバラにならなければ別にいいから、別にまとめはしなくて良かったんだ
今がバラバラじゃないなら、経過はどうだって良かった






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