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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第52章 修学旅行 前編





「でけぇな」

「だいたい18mみたいですよ」

『てことは紫原9人分?』

「…そう考えると小さいっスね」

「ムッ君9人かぁ…」

「なんでオレ例えにされてんの〜?」

「全体の像が何かの台にのっているから大きく見えるだけなのだよ」

「紫原はでかいからね」

「何か複雑な気分なんだけどー…」


そんなまじまじと見るものでもないので、満足したあたしたちはすぐに外に戻る

敷地内には同じくらいの年の人が多く、まあどこも今くらいか修学旅行シーズンだもんなと周りを見ながら暇な時間を潰す


『他校の修学旅行生多いね』

「時期はどこも一緒だからね」

「…胸でけぇ人いねえかな」

『大輝、黙んな』

「私服の学校もいるんスね」

「学校の行事なのだから本来なら制服が1番なのだよ」

「でもさー、私服の方が動きやすそうだよね~」

「しかし荷物が増えるのが難点だね。私服なら1日1日別のを服を持ってこなければならないし」

「お土産を入れるスペースが減りますね」

『そうだね。でもまあどっちでもいいんじゃない?』


ただし制服だと自分の学校が相手に分かってしまうが、キセキの世代は月バスや全中で面割れてるからいいのかなと考えている

ふと周りからかなりの視線を注がれていることに気付いて周囲の確認し耳を澄ませると、どうやら話題になっているようだった


「あれってモデルのキセリョじゃない!?」

「キャー!!イケメン!」

「…帝光中のあいつらって、キセキの世代じゃね!?」

「マネと監督まで居んじゃん!」

「…でけぇ」

「イケメン…」

「美人…」

『相変わらずすごい人気だね、涼太なんか名指しされてんじゃん』

「そっスか?桃っちも名前っちもマネージャーとか監督で名前出されてるっスよ?」

『監督だから、名前じゃないって』


こんな美形と一緒に歩いて注目を浴びたくないと思い、後ろの方を歩いているテツヤの横に移動する

あたしの考えていたが分かったのか、テツヤは苦笑いしながら「大変ですね」と言って来た





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