第95章 運命を怨むぞ
「てことで、修学旅行の班決めを行う
1学期はその班の席順だから、恨みっこなしなー
あとは生徒会よろしくな」
『…』
なんで進級して数週間で修学旅行の班決めをしているのだろうか(私立で人数が多いから)
ていうか、先生絶対に面倒だからって押し付けただろ
そもそもこのクラスに生徒会役員が3人も居る時点でおかしいと心の中で突っ込み黒板の前に立つ
「では、今から班決めを行おう
何か決めるのに良いアイディアはないかな?」
『好きなもん同士ー』
『あみだー』
『くじー』
「…緑間、メモを
#NAME1#は黒板に書いてくれ」
『うーっす』「了解なのだよ」
チョークを握り黒板に先ほど出た意見を書いていく
…まあ、多分くじ引きだよな
ていうかそうじゃないと公平じゃないし作るの面倒だし
「…これはくじだな
#NAME1#は女子の分のくじを作ってくれ、緑間はメモの用意だ」
『…あーい』「了解なのだよ」
「恐らく女子2人の班が出てしまうが、それは仕方ないと考えてくれ」
『ん、男子の方が多いんだっけ?』
「おおよそ女子3に対し男子4の7人が良いのだが、8人班も出るのだよ」
『へー…』
紙を切るのにハサミを使っているのを見てドキリとしつつ、手元のハサミをシャキシャキと動かす
最後に班の名数を書いて手の中に入れてシャッフルする
…2泊3日の、運命が決まる