第94章 平穏の終わり
〈今年の新年度生徒会役員
会長、赤司征十郎
副会長、緑間真太郎
副会長、#NAME2##NAME1#
書記…〉
…あれ、何であたしまた生徒会なんてやってんだろ
しかも緑間と同じ役職
それは始業式が始まってからのこと
赤司と緑間と一緒に来いと言われたため、嫌な予感がしていたがまさかの事態なんだが
〈気を付け、礼〉
『(…本当、なんで知らないうちに生徒会役員やってんだろう)』
「#NAME1#、また生徒会のことを忘れていたのかい?」
「ありえないのだよ」
『すいませんね、忘れてて』
「まったくなのだよ」
『…緑間と副会長をやってける自信がない辞退したいんだけど』
「今からでは無理なのだよ」
「転校するか、目立つ問題を起こすかのどちらかだね」
『…っし、問題起こそ』
「バスケ部にも関わるからやめるのだよ!」
『…ドンマイ!』
「ドンマイで済む話ではない
いざとなったら俺が仕事をできるだけするから#NAME1#は続けていろ」
『…はーい』
あ、もうこれ辞められないなぁと察して深い溜め息を吐く
こんな面子でも、クラスが楽しくて生徒会も楽しいんだろうなぁ。と残り1年間を想像して目を瞑る
2度目の中学校生活だからって、最後の1年間は楽しまなきゃ損でしょう?