第51章 もうそろそろ出来る?
『涼太は引くと174cmになるから、征十郎くらい?』
「…赤司っちくらいっスかー…名前っち背伸ばして!」
『無理』
「ボクは153cmの方を探さなきゃいけないんですね」
『テツヤと征十郎のなら普通に居るでしょ』
バックからケータイを取り出してそんな内容の他にもあったよなぁと検索してみると、誰が言い始めたのか知らないが理想の身長差シリーズがたくさん出てくる
『あ、あとキスしやすい身長差が12cmみたい』
「…名前くらいだね」
「オレは177っス」
「オレは183なのだよ」
「緑間のと同じくれーだろ」
「んーと、196」
『…やっぱり紫原のは緑間の身長くらいだね』
「ボクは156cmです」
『…テツヤの引いた身長聞くとホッとする
あとね、女性がヒールを履いてない場合は7cmが理想らしいよ』
「名前さんくらいですね」
「紫原の相手が2mを超えてしまったのだよ…」
流石に2m超えの女の人は日本じゃなかなか見つからないだろうと皆で笑っていると、理想の身長差シリーズがまだあった
『抱き締めやすい、抱きつきやすい身長差』
「何cmっスか!?」
『32』
「ボクは136cmの方を探さなきゃいけないんですね…」
『…ごめんテツヤ。あたしが知ってる範囲でもそこまで小さい人は知らないや…』
「オレは141cmかな」
「赤ちんのなら普通にいるんじゃな~い?141cmでしょー?」
『紫原は176cmか…まあ、それくらいならいるでしょ』
「そ~?オレ名前ちんみたいにお菓子くれる子がいいな~」
『紫原が欲しいって言えば女子なら誰でもくれるんじゃない?』
「あと、背が大きい子~」
『…居るんじゃない?』
どれくらいの背の大きさが彼の中の大きいの部類に入るかは分からないけどもと最後の一口アイスを食べる
棒にあたりと書いてあるそれは先ほど話をしていた32分の1の1つなんだろう
『当たった』
「黒子っちに続いてっスか!?」
『うん。今度交換する』
「名前っちの欲しいっス!」
『あげない』
「ええ!」
流石に今2個目は食べようと思えないのでティッシュに包んでカバンの中に当たった棒を仕舞う