第91章 彼氏
翌日、昨日のことを思いだしながら朝練の時間に登校すると、前から抱きつかれた
…涼太じゃないからまあいいか
「#NAME1#ちゃん!」
『おはようさつき
あたしのあげたマカロンは美味しかった?』
「うん!
中のクリームをふわふわで…すっごく美味しかったよ!」
『うん。それは良かった
じゃあ話は変わって…尾行は楽しかった?』
「え?」
「#NAME1#っち、桃っちおはようッス!」
『おはよう涼太』
「桃っちは何で固まってるんスか?」
『尾行は楽しかった?って聞いただけ』
「…気づいてたんスか?」
『むしろなぜあれに気づかないか謎』
「く、黒子っちにも!?」
『あたしにテツヤの影の薄さは効かないから』
「恐ろしいッス…」
『わざわざ尾行してくるお前らの方が恐ろしいわ』