第90章 Happy Valentine
#NAME1#side
『あ、和成!』
「#NAME1#ちゃん、遅くねー?」
『いや色々問題があってね』
「へー
あ、これ妹からな」
『ありがとー
これ高尾兄弟で分けてよ』
「サンキュー」
紙袋から通常の2倍くらい大きいサイズのラッピング袋を出し、その中に大量のマカロンが入っていることを確認する
…失敗作は、ないと思いたい
「あとこれ、俺からの逆チョコな!」
『…逆チョコ?』
「男子から女子に送るってやつ!
ちなみに手作りでーっす」
『手作り!?
な、何を作ったの?』
「妹が生チョコ作ってたから、その余った材料でトリュフをな!」
『うっわ、女子力高ーい』
和成とベンチに座ってラッピングされていたものを開ける
そこにはきれいなトリュフが6つ並んでいた
『…ほんと女子力高いな』
「#NAME1#ちゃんのも十分っしょ
うまいし」
『な、もう食べてんの!?』
「こーいうのって弟とか妹より多く食べたくなんねぇ?」
『知らないよ!』
「でも#NAME1#ちゃんのことだからどーせ多く入れてくれてんだろ?」
『…よく分かったね』
「当然っしょ!」
とりあえず和成からもらったトリュフを一口食べると、甘さが広がった
…おいしいんだけど