第50章 帝光祭なにする?
『話をまとめると、指名できる人の写真を廊下に貼ったりして誰が居るか分かればいいと…』
「あとは格好や髪型、内装まで気を配る。と言っていたね」
『うおっ、征十郎いつの間にこっちきたの?全く気づかなかった』
「とりあえず、前半が良いと思う人を出してもらえば良いんじゃないかな
あとはクラスから男女1名ずつ、生徒会以外からの実行委員会を出してもらえば」
『うーん…じゃあ、前半が都合上良い人はー?』
「私クイズ研だからー」
「オレ、囲碁部の対戦が午後からある」
「クイズ研のスタンプラリーに彼女と出っから」
そのまま午後の方が都合がいい人も聞いていき、名簿をまとめる
バスケ部も何か出し物があれば逃げられたのかもしれないがあいにく何もない。まあこれも思い出かと議題を進めていく
『次!キャスト!立候補でも推薦でもオッケー』
「黄瀬君黄瀬君!」
『涼太ね』
「赤司様赤司様!」
『赤司様…ね、赤司様…』
「名前…」
『ん、ごめんごめん』
「桃井さん桃井さん桃井さん!」
『はいはいさつきね』
「私!?」
『ほっといて次は?』
「はいはい!緑間君!」
『緑間ねー』
「緑間…オレか?」
『そーでしょ』
不思議そうにしている彼に「緑間美人だから」と呟くと、顔を赤くさせて「人で遊ぶな」と緑間から怒られた
「紫原君!」
「ん?オレ~?」
『…ホストって柄じゃないけど』
「母性本能くすぐるタイプだもん!それに見た目はカッコいいもん!」
『はいはい。次は誰?』
「湊川さんと、馬橋さーん!」
『ああ、吹奏楽部の2人ね』
「苗字!」
『ああ、バスケ部の…ってあたし!?』
「それ以外に誰が居るんだよ」
『ヤバい!超嬉しいんだけど!もう推薦してくれた人にジュースおごる!』
「約束な!ラッキージュース!」
『あ、お世辞だったみたいなんでやっぱ却下』
「おい!」
もう2、3人欲しいなぁと顎に手を当てて推薦されたメンバーを再度確認してみると圧倒的にバスケ部多い
確かに彼らは顔がいい。間違いないと考えてここで打ち止めかと考えているとまだ名前が上がる