第50章 帝光祭なにする?
「CLUB GLAMOROUS…カッケェ!」
「オレ将来その名前で店開くわ!」
『開くな。採決取りまーす
CLUB GLAMOROUSがいいと思う人ーって…圧倒的だな』
「他の意見消していいのか?」
『うん。征十郎、他に決めることは?』
「飲食関係の店が被るだろう。それの代案を考えることかな、まあそんなことはないと思っているけどね」
『百戦百勝ですもんねー』
「赤司様さすが!」
「てか赤司に勝てるやつなんて居ねーだろ」
「青峰っちの言う通りっスよ!他に決めることないんスか?」
「…店番の時間があるのだよ」
『あー…そんなのあったなぁ』
征十郎が居ることによって代替案はいらないという結論になり、担当の時間を決めるべく次の議題へと移る
とりあえず希望制にしようかと考えていると、またも彼女が立ち上がる
もうこの場を仕切ってもらった方がいいんじゃないかと思った
「美形を先に使わなくてどうするの!まず美形で人を集めて稼ぎつつ人気を集める!
そして前半人気があったトップ10には後半も働いてもらう!」
『自由時間なし?!』
「それって黄瀬君決定ですよね」
「名前っちのためなら頑張るっス!」
『…緑間、メモ』
「既にしているのだよ」
『ナイス』
そのまま熱弁を続ける彼女にクラス全員耳を傾ける
内容はどうやったら人気も利益も出せるかというものだったのだが、ただの学園祭にかける熱量ではない
何をそんなにやる気にさせているんだと思っていた