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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第50章 帝光祭なにする?





「てことでホストにキャバ嬢、クラブを提案する!」

『だとさ』

「…嫌な予感が当たったのだよ」

『緑間、今年は占星術の方行かないでね』

「…」

『さて、他に意見は…ない、かな?』


教室を見渡すが彼女の圧にが強かったからか他に意見は出る様子がない

一瞬「野球拳」と言った男がいたが無視し多数決をとるとやはりクラブが一番人気だった


『まあ、クラブだよ…ね』

「やった!」

『中学生がクラブなんてやって大丈夫なの…か?』


誰かに問いかけるように呟いたそれはみんなの不安材料になる。だが後方にいる担任が大きく腕で丸を作り、一気に賑やかになった

さすがは髪がカラフルでもゲームを持ってきてもお菓子を持ってきていても怒らない学校。寛大だと笑ってしまう


『ならあとはお店の名前を決めよう。緑間、メモよろしく』

「了解なのだよ」

「去年黄瀬のクラスは艶仁知だったよな!」

「そっスよ!新しい知性とか意味わかんないっスよね」


最後の帝光祭がこんな水商売チックなものでいいのかと思うがみんなノリ気だ

楽しそうだしいいかと、涼太と男子が話しているのをよそに適当に案を聞いていく


「禁断の愛とか…いいよね」

「ホスラ『待ってそれはダメ』」

「あ、赤司!妖艶な、って英語で何て言うんだ!?」

「大声を出さなくても聞こえているglamorousだ 」

「グラマ…?発音簡単にしてくれ!」

「グラマラスだ」

「ってことで名前さーん、クラブ グラマラスでどう?」

『妖艶なクラブだとさ』

「…聞こえているのだよ」


この名前だと完全にもうそういう系のお店目指してるだろとツッコミつつ、去年も#NAME2艶仁知だったし…と緑間が黒板にクラブグラマラス書き終えることを待つ

しかしその途中で発案した人が英語表記がいいと言ってきたため、変えた

真面目で堅物な緑間がその文字を書いているだけで何となく笑いが込み上げてくるが、なんとか抑え込む






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