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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第49章 合宿2日目





その日の夜、夕飯前に全員先に入浴を済まさせて集めて始めるのはもちろん例の行事である


『肝試し企画第2段!怪談話!』

「「またやんの!?」」

『これから幻の6人目こと黒子テツヤ君に怪談話をしてもらいまーす
無理だと思った人は途中で出てっても構いませーん!』

「先輩、それってまさか去年と同じじゃ…」

『ちなみに途中で出てった人は数に応じて練習が倍になります』

「「!」」

「名前っち、本気っスか?」

『もちろん』


テツヤに「よろしくね」とマイクを渡して部屋を真っ暗にし廊下に出ると、ニコニコしたさつきが部員名簿をを持ってスタンバイしてくれていた


「テツ君カッコいいね!」

『怪談話だけどね』

「でも、これどうやって今いくつめか分かるの?」

『征十郎から1話ごとに連絡が来るよ。あの人も主催者の1人だから』

「赤司君も参加してたんだ」

『面白そうだねって意外とノリ気で』

「…赤司君が協力してるなら怖いかも」


そんな会話をしていると中から悲鳴が聞こえる。征十郎が貸してくれた無線が音を発したため1話目が始まったことを合図だ

まだ全然序盤なのに大丈夫かと心配しつつ、どうせテツヤのことだからきっと反応とかも楽しがってるんだろうなと考えその光景が目に浮かぶ


『まあ、昼間暑いって言ってたからこれで涼しくなるんじゃない?』

「部屋の中クーラー点いてるから涼しいよ?」

『じゃあ寒いんじゃない?』


中の様子が分からないのでさつきと今日の練習の話をする

しばらくすると彼女は黙り込む。何か遠くを見つめるように視線を外し、俯いた





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