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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第49章 合宿2日目




朝食を食べたら練習が始まる

もともと練習メニューの中には組み込まれていたものなので嫌な予感はしていたけども…まさかここまで付き合わされると思ってもいなかった


「名前、大丈夫かい?」

『大丈夫』

「名前ちんカッコいい~」

「まだ最初のメニューなのだよ」

『女子なのに男子と同じペースで走ってるんだけど!?褒めてくれても良くない!?』

「苗字女子じゃないんじゃねぇの?」

『虹村先輩の技掛けるぞ』

「それは本気でやめろ」


最初は良かった。ストレッチをしてるところを体調管理ノートに記してそのまま端にいようと思ったのだが、外周に行くと緑間に連れ出されることになりスタメンである彼らと並び走る

同じペースで走っているのに疲れが来ないためそんな話をしていたのだが、はっきり言うと自分が女子なのか不安になってくる

確かに体力測定なんか女子でも運動部の相手をできる実力を持っているが、流石に男子に50m走は勝てない

長距離走なら勝てるかもなんて考えていると、段々テツヤが後ろに下がっていく


「名前さん…速いです」

『何かテツヤより速いんだけど』

「名前っちってそんな体力あったんスか?」

『マネージャーやってれば嫌でも増えるけど…ここまで増えられるとなぁ』

「名前ちん、赤ちんみたいだね~」

「オレはここまで文武両道ではないよ」

『その言葉そのまま返すぞ』


征十郎の文武両道は明らかにあたしを超えてるだろと思って溜め息を吐きたかったが走っているためそれはできなかった






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