第87章 正月休み
「ん、あま~い」
『むらさ、はぁ!?』
「むむむ紫原っち!
何してるんスか!?」
「何って、#NAME1#ちんに付いてたチョコもったいないから食べてただけ~」
「だけ。じゃないッスよ!」
『ええええっと、あの』
「#NAME1#っちパニックになってるじゃないッスか!」
『パニックじゃないもん!』
「キャラも変わってるんスけど!」
熱くなる頬を押さえながら焦っている頭を冷静にさせようとする
深呼吸を数回繰り返すとだいぶマシになった…気がする
『…よし、大丈夫っぽい』
「ぽいってなんスか!?」
『紫原、とりあえず女子の指先食べるのはやめようか』
「無視ッスか!?」
『涼太うるさい』
「グッ…」
ギャアギャア騒いでいる涼太に腹パンをして黙らせる(悪気はない)
紫原の顔を見ると、キョトンとした顔でこちらを見ていた
『…どうした?』
「#NAME1#ちん、あのね~?」
『うん』
「俺#NAME1#ちん以外の女の子に、こんなことしないよ~」