第86章 ヒーリング・アイ
「そう言えばさ~、#NAME1#ちんのその眼に能力みたいなのあるじゃ~ん?
それの名前とかないのー?」
『今度は眼に命名しろと…』
「俺がつけたいッス!」
『勝手にどうぞ』
「…#NAME2#の能力って何か髪がオレンジ になってからさらにすごくなってね?」
『そうなの?』
「いや俺も知らねーけど」
『そうなのかなぁ…』
自分が所持者なのに分かんないんだよねー。と言ってからまたアイスを一口食べる
横では涼太が必死に頭を抱えて悩んでいる
そんな必死になるほどじゃないのにね
「赤司っち、緑間っち!」
「なんだい?」「なんなのだよ」
「怪我って英語で何て言うんスか?」
「インジュリーだな」
「赤司の言う通りなのだよ」
『…涼太、怪我の眼はやめてね
怪我を招く眼みたいじゃん…その名前』
「えー、じゃあ…」
「…#NAME2#、少しは黄瀬に英語を教えてやるのだよ」
『だって涼太の得意科目英語だから』
「あれは得意科目と言わないのだよ!」
『…どちらかっつーと、国語ができない方が大変だと思うんだけど』
「どっちも問題だろう
それよりも#NAME1#、アイスが溶けている」
『あ、やば
手がベッタベタなんだけど』
「#NAME1#ちーん、そのアイスちょーだい」
『ん』
「わ~い、ありがとー」
残り半分もないアイスを紫原に渡して、ベタベタの手をタオルで拭いていく
間接キスなんてもう気にしない(紫原にはかなり食べられてるから)