第85章 バスケ部の聖母
その日の練習試合はダブルスコアで勝利した
そしてその帰り、アイス(相手校からもらった)片手に喋りながら帰る1軍の面子
「てことで、#NAME1#っちの異名がバスケ部の聖母になったッス!」
『言いふらすな、ハズい』
「#NAME2#は聖母って柄じゃねーだろ」
「聖母か…#NAME1#に似合っているんじゃないか?」
『いやどこがだよ
むしろ大輝の言う通りだわ』
「そうッスか?
ピッタリだと思うんスけど…」
『あたしのどこ見たらそうなるんだよ…』
「#NAME1#っちの全部ッス!」
『・・・…』
涼太の言動に呆れた溜め息を吐いてアイスを一口食べる
…この時期にアイスはないだろうが、来月から12月だぞ
「あ、当たりました」
「黒ちんまた当たったの~?
いいなー」
「桃井さん、良かったらどうぞ」
「ほ、本当テツくん!?」
「はい」
「ありがとうテツくん!」
テツヤからもらったアイスの棒をジッと幸せそうに見つめるさつき
食べるの早いなーと思いながらまた一口アイスを食べる
…やっぱこの時期のアイスは、冷たいな