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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第48章 最後の合宿





「お、弟よ…オレのことはもうほっといて行け」

「に、兄ぁぁぁぁちゃん!!」

『何の茶番だ』

「よ、よくも兄ちゃんに…」

『さっさと次』


謎の1年生2人にツッコミをした後、1年生はほとんど居ないため2年生へと移る

ちなみに数少ない1年生は全員さつきのを食べてしまったらしく、ぶっ倒れていたので紫原に引き摺って、ではなく端に運んでもらった


「1年生の仇! 絶対取ってやるからな!」


彼らを倒したのはさつきであって…と言い訳を考えたがまあ案を出したのはあたしだ
責任はあると何も言わずに選ぶ様子を見る


「じゃあオレはこれにする 見てろよ苗字さん!」

『はいどうぞ』

「グハッ!」

「し、師匠ぉぉぉ!」

『茶番が今流行ってんの?』

「よくも師匠を…オレはこれにする」

『勝手にして』


パクリと1口食べる弟子らしき人物を見つつ他の人の様子を伺うと、冷や汗をかいていたり手を震わせていたり、見ている分には面白かった

視界の端に映る彼は一向に倒れず、ゴクリと飲み込む


「めっちゃうまい!」

「うおお!マジか!?」

「これ、苗字さんの手作りですか?」

『そうなんじゃない?』

「苗字さん、お嫁に来て下さい」

「ダメ!名前っちオレのー!!」

『嫌、そして涼太のではない』

「な、なんで!? オレ苗字さんのご飯毎日食べたい!」

『次』

「無視!?」


涼太みたいなのが2年生にも居たなんてと考えながら観察していると次々2年生は当たりを引いていく

それぞれバラバラの場所から取っているため固まっていたわけではないが、2年生は運がいい人が多いようだと感心しながらそれを眺める


「苗字さん! 真面目にオレと結婚して下さい!」

『嫌です』

「名前っちは!オレの!」

『違うわ』


1年生と違いあたしの6割さつきの4割くらいを引いた2年生達が終了し、ようやく3年生の番が回ってくる

それでもテンポよく進んでくれたおかげでまだ時間に余裕があるので焦らずとも平気そうだ






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