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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第7章 遊園地





「景品にまいう棒どうぞー」

「オレもらっていいー?」


全員から了承を得た紫原はニコニコ笑いながらまいう棒を受け取る
時間を確認し、そろそろお昼にしようと話がまとまったのでフードコートへと向かうことにした

先程までの光景を少し食欲が減るが、フードコートに辿り着けばそんなことすら忘れてお腹が鳴いてしまう

ジャンケンで勝った人が席とるのに残ることになり、結果としては征十郎と緑間とあたしの3人で席に残ることになった


『残んなくても何か物置いとけば平気だと思うけどね」

「おや、オレと緑間が嫌なのかい」

「心外なのだよ」

『そんなこと一言も言ってないからね?』


買い出しに行ったメンバーもメンバーだが残されたこの3人もなかなか会話が難しい

何を話題にしようかと考えていると、ちょうど今この状況を聞けばいいじゃないかとひらめいた


『征十郎も緑間、楽しい?』

「…どういう意味だ」

『いやなんか、あんま顔に出ない2人だし』

「楽しいよ。なかなか出来ない体験だ」

「…悪くはない」

『そっか』


それなら誘って良かったと笑いながら雑談をしているとトレーを持った3人が現れる

紫原の持っているトレーにはハンバーガーが山積みになっていた


「赤ちんもミドちんもハンバーガー1個で足りるわけー?」

「セットのポテトがあるから1つではないよ」

「お前が食べ過ぎなだけなのだよ紫原」

「えーでも食べてる量名前ちん達と変わらなくなーい?クレープも食べてないでしょ~?」

『なんかそういわれると男子より食べてるな』

「気にしなくて大丈夫だよ。昔から名前は細いから」

『おお急にどうしたんだ征十郎』


急にフェミニストモードに入った征十郎に視線を向けるが、特に何も気にしていないような態度でハンバーガーを綺麗に食べている


「まあでも紫原は食べ過ぎだろ」

「大ちゃんより食べる人初めてみたよ…」

「えー、でもオレこれよりまだまだ食べれるんだけどなー」

「食べれる量は人それぞれなのだよ」


そのままポテトを片手でつまみながら、どうでもいいような話を交わし昼食を終えた





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