第84章 守りたいもの
体育館に近づくと聞こえてきたバッシュの音
その音からシャトルランやってるのかなー。と推測ができた
『あ、やっぱりやってる』
「#NAME1#ちゃん!
さっき1軍と練習試合組みたい。って言う人が来たんだけど…」
『あー、了解
ありがとさつき』
「大丈夫?#NAME1#ちゃん…忙しそうだけど…」
『大丈夫大丈夫
帝光祭のときみたいに無理はしないよ』
…でも本当に忙しいよな、うん
今日だけだと思ってるけど
相手の中学校の名前を聞いてから相手校の監督が居るところへと歩き出す
『お待たせしました
帝光中監督の#NAME2##NAME1#です』
「き、君が監督!?」
『お気になさらずお話続けていただいて結構ですよ
練習試合について…ですよね?』
「あ、ああ
そちらの都合に合わせるので、都合の良い日はあるかと聞きにきた」
『そうですね…再来週辺りなら恐らく大丈夫だと』
「じゃあその日にお願いします
時間は…」
『午前中にそちらに向かいます
遅くとも10時には着くはずなので』
「分かりました
よろしくお願いします」
『はい。こちらこそ』
ペコリと互いに会釈をしてから再び体育館へと向かう
…あたしがやっている仕事、監督っつーよりも雑用係な気がする