第83章 ライバルが欲しい
『…うん。まあ今はこの程度かな』
翌日の夜、昨日と同じ時間に大輝と火神の所へ来ていた
結果はまあ…大輝の圧勝だ
『どう大輝
手強く感じた?』
「まあまあだな」
『そりゃまだ才能開花してないからなんだけど』
「あ?
こいつに才能なんてあんのかよ」
「てめぇ…」
『はいはいストップ
火神くんの才能はジャンプ力だから、しっかり足腰鍛えれば開花するって』
「俺の才能がジャンプ力…?」
『うん。だから左手のハンドリングと足腰を鍛えることをおすすめするよ』
持っている携帯で〈足腰鍛える〉と検索して簡単にできそうなものを探す
さすがに浜辺を走るとかはできなさそうだしなー…
『あ、これだ
スクワットしなスクワット』
「…スクワット?」
『足腰鍛えられるみたいだからね』
「…なぁ#NAME2#、もう俺帰っていいか?」
『…ったく仕方ないなぁ
火神くん、また来週ここに居てね』
「…ウッス」